がん治療ウソ製品の詐欺・シンゲンメディカル社の手口とは?

こんにちは、ももあぼです。

 

「がんが自滅」などのうたい文句で

がん患者やその家族などに高額の健康食品を販売し

 

多額の利益を得ていたとして

シンゲンメディカル社の社長・藤岡成友(46)らが

医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕・起訴されました。

 

 

医薬品として承認を受けていない製品を

「がん細胞が自滅する」などと宣伝し、がん患者らに販売したようです。

 

3年間で約1万人に販売し、その売り上げは約29億円にのぼるそうです。

 

製品は、健康食品などにもよく使用されるフコイダンという

海藻などに含まれるぬめり成分が主なのですが、

専門家によると、がんの治療としては意味がないそうです。

 

また、厚労省によると

フコイダンはがんに効く医薬品として承認されていませんでした。

 

なぜがん患者は騙されてしまったの?

グッディで取材を受けたのは

総額100万円以上つぎ込んだ被害者。

 

 

山田さん(仮名)夫婦は、近くに息子家族が住み

多くの孫にも恵まれ、幸せに暮らしていました。

 

しかし、一昨年の1月に検査を受けた際に

山田さんの妻に腹膜がんが見つかりました。

 

既にがんは転移が何カ所かあり、

医師には「手術はできないよ」「ステージ3くらい」

「抗がん剤治療しかできない」と言われたそうです。

 

さらに、治療は過酷で

食欲が落ち、吐き気が止まらず辛かったそうです。

 

見かねた息子さんが、偶然インターネットで見つけたのが

シンゲンメディカルが販売していた「フコイダン」入りの製品でした。

 

シンゲンメディカルで「がんを消滅させますよ」と謳っており

当初は、疑いの目を向けていましたが

結局毎月約6万円ずつ購入しました。

 

その被害額は、2年間で100万円以上にのぼります。

 

なぜ被害者は、この製品を購入することになったのでしょう。

そこには、シンゲンメディカルの功名な手口がありました。

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詐欺手口・有名大学との共同研究で騙された!

有名大学と共同研究しているということで、信用できると思ったそうです。

 

さらにHPには

「日本がん学会学術総会で大きな反響」の文字が。

 

有名大学や日本がん学会という言葉に

次第に信用していったのだそうです。

 

 

インタビューに応えた元シンゲンメディカル社の従業員は

以前から何度も広告の表現などについて行政指導を受けたと話しています。

 

「そのときに指導の通りにページを変更して

しばらく経ったら、ほとぼりが冷めたら元に戻して

という指示がありました」

 

経営方針などに納得がいかず、

多くの従業員が退社していったそうです。

 

 

 

HPには、実在する研究者(教授)の名前と顔写真がありましたが

「共同研究というよりかは

先生が研究されている情報を定期的にいただいて

かなりちょっと強調して書いたりしていたかと思います。

 

あくまでもマウスとかのレベルなので。」

 

元従業員によると、シンゲンメディカル社に協力していた研究者は

マウスを使った実験でがん細胞が小さくなる可能性を研究していたそうです。

 

しかし、会社は「がん細胞が自滅する」

「動物実験からヒトの臨床研究までを行い製品化」と

あたかも人のがん治療にも効果があるかのように勝手に宣伝しました。

 

さらに、HPの大学の研究室で研究しているかのような人は、

教授と、社員と、製品を作っている熊本の工場の社長が

白衣を着て、研究員みたいな形で写っていました。

 

つまり、実際の研究員ではありません。

 

共同研究はしていたの?

グッディは、HPに名前がある有名大学のうちの1校に電話取材。

 

「共同研究は行っていない。

個々の教授の関りについては、把握していない」とコメント。

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詐欺手口・高額な値段設定で騙された!

シンゲンメディカル社が販売していた製品は

原価約3000円の製品を、1箱5万円をこえる価格で販売していました。

 

被害者の山田さんは

「例えば、500円、1000円のを飲んで”これ効くのか?”って言われたら

こんな安いので効くわけないなって思うんだろうけれど

それ(高い製品)飲めば効いているって思うじゃないですか」と話しました。

 

そんな患者の心理につけ込んで、高額な価格設定にしていたのかもしれません。

 

 

元・従業員は

「がんに関しては、やはりそこに命が関わっているものなので

少々高い金額でも払ってくれるだろうっていうような話は、1回聞いたことがありますね。

 

皆さんの悩みを解決してあげてというよりかは

やはり商売としての意識の方が強かったと思います。」と話しました。

 

さらに、HPには「がん患者が効果を語る」口コミもあったそうです。

 

しかし、その口コミも

1日1,2本は社員が書くように指示があったそうです。

 

 

騙された被害者の家族は

「抗がん剤治療と同時にやっていたので

どっちが効いているのか正直分からない」と話していました。

 

少しでも改善させたいという家族の思いが踏みにじられた感じがしますね。

 

「ガン患者を食い物にして詐欺をしているっていうのは

人の命を何だと思ってるんだって…」と怒りをあらわにします。

 

山田さん一家は、今後支払った購入金額の返還などを求めていくそうです。

 

詐欺手口・広告ページと販売ページで誘導!

元・従業員によると

 

広告ページでは、別の会社名を使って

「○○○はがんに効く」と宣伝します。

 

ここでは、シンゲンメディカル社とは言っていません。

 

しかし、この広告を見た人が

「○○○」で検索したとき、販売ページに引っかかります。

 

シンゲンメディカル社の販売ページでは、

「○○○」を売っていますとは言うものの

「がんに効く」とは言っていません。

 

このように、巧妙に誘導していく手口のようです。

 

ただ、2つのHPを同一人物が運営していると立証できなければ

罪に問えないのだそうです。

 

ステルスマーケティングなのか、

実際に治っている人の声なのか、なかなかわかりませんもんね。

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藤岡の今現在は?

警察の調べに対し、当初藤岡被告は

適法に広告販売していたつもりですと、容疑を否認していましたが

その後、容疑をおおむね認め、保釈されています。

 

 

グッディでも話がありましたが

がん患者の家族の気持ちに付け込んでいるのが卑怯ですよね。

 

山田さん一家は、抗がん剤治療と並行して製品を使っていましたが

この製品を信じ込み、病院での治療から遠ざかってしまえば

ゆるやかな殺人だと指摘されていました。

 

殺人レベルでもっと罪に問えないものか…問いたい!と

コメンテーターの方も言っていました。

 

確かに、既に保釈されてしまっているのって

なんだかおかしい気がします。

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